三★ガンダ〜ム、ダムダム

〜last renewal 1/13〜


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NEW!!                                           有吉

 『機動戦士ガンダム00』について、ちょっと考えてみよう。・・・・・・またかよ!!・編


 ここ数年、過去の作品をリメイクしたものが造られ、そこそこの人気を博しています。
まあ、TV世代の我々にとっては、一番得意な分野なのかもしれません。
 だとしたら『ガンダムW』としか思えない本作品は、どうなんでしょうか?
そんな事を数ヶ月前から論じてきましたが、「半年(2クール)で終わるらしいよ。」と言う友人の言葉で、あやふやになりそうです。
いや、それ以上に、驚きと共に寂しい気持ちでいっぱいになりました。いいのかい?
 恐らく、“打ち切り”と言うことはないはずだから、制作段階のスタート時点から決まっていたのでしょう。そう考えてみると、放送開始にも関わらず、なかなかパッとしない訳ですよ。また、小売業者が、先行して商品を販売した理由も分かる気がします。
 では、純粋に『機動戦士ガンダム00』という作品を見た時、どのような評価をすればいいのでしょうか?
内容に関しては、何度も『ダムダム』で書いてるし、2ヵ月近く本放送を観ていないので省略させてもらいます。必要かな?
まあ、そんな状況の中で結論から言うと、かなりの“失敗作”だったと思います。
 それに対しては、賛否両論・・・・・・ってあるのかな?
ただ正直なところ、この作品ほど“反応”が難しいのはないでしょう。今までのガンダムシリーズならば、“打てば響いてくる”のが普通なんですけど、“打てども打てども響かず、されど情報誌などでは、大大的に掲載されている。”といった状態になっているんですからね。実際、いろいろな形で触れるのですが、首を傾げることが本当に多い。
 ただ、情報誌などに関しては、メインとなるロボットアニメがなかった事も影響しているのかもしれません。
ちょっと、考えてみてください。
昨年、みなさんの印象に残ったロボットアニメって、何作ぐらいありましたか? そう、それくらい深刻な状況の中で『ガンダム』という名の冠がきたら、誰だって飛びつきたくなるでしょう。
 「『機動戦士ガンダム00』は、偶然出来たのではなく、それまでの制作してきた流れが生みだした必然の作品なんだよ。様様な経験や体験をした富野さんだからこそ出来たのであって、TVを通してでしか体験出来ない我々には作れないんだよ。」と、久しぶりに会った友人が言ってましたが、その通りかもしれません。また、「『ガンダム』という大きな存在によって、今まで積み重ねてきた流れを止めてしまった。その結果、新しく入ってきたTV世代の人達が、『エヴァンゲリオン』を生みだすことになる。」とも。
 ならば、戦争などをTVなどでしかわからない我々には、ロボットアニメは作れないのか? いやいや、そんな事はないはずです。この世代には、この世代にしかない経験や体験があり、それを生かせば、必ず良い作品になるに決まってます。
 そういった意味でも、今回の『機動戦士ガンダム00』は、『ガンダム』にあまり触れたことがない人が作るので期待していたのですが・・・・・・。どんな風が、吹いたのかな?

※ちょっと話が変わるかもしれないけど、市場の流れは、すでに『機動戦士ガンダムUC』へと移っているんだね。山積みの『ガンダム00』のプラモデルの脇で、PVが流れているんだもん。何か、寂しいよね。

                                  JANUARY 13

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                                           有吉

 また、『機動戦士ガンダム00』について、ちょっと考えてみよう。・編


 前回に引き続いて書こうと思うのですが、本編のTV放送をぜんぜん観ていません。先月(11月)に関して言えば、困ったことに1回も観ていない状況だから・・・、どうしたもんでしょうか? う〜ん、悩んでも仕方ない。
なので、友人や雑誌などの情報をもとに、自分なりの意見を述べていきたいと思います。
 さて、“オペレーションメテオ”のような登場シーンを見せた“ソレスタルビーング”の面々ですが、それぞれのキャラ設定にもいろいろあるようです。細かい部分に関しては分からないけど、ガンダムのパイロットが、“二重人格”だったり、“テロの生存者”だったり・・・・・・などと、『ガンダムW』を意識して極端になってしまいました。それでも、刹那の行動や考え方が、ヒイロと同じにしか見えないのは自分だけでしょうか?
 また、他のメンバーに関しても、みんな似たりよったりで個性が感じられない。本編の放送を観てないから分からないけど、それぞれのキャラに対する人間臭い背景ってないような気がしました。西暦にもかかわらず、リアリティー差が、ほとんど伝わってこないんだよね。このことは敵キャラにも言えて、ユニオンのグラハム中尉や人革連の“超兵(強化人間じゃん)”であるソーマらでは、面白味がないんじゃないかな。別に、シャアほどのカリスマ性を求めないけど、“華”が欲しいよね。みなさんは、どう思いますか?
 そして、“ソレスタルビーング”をめぐる動きと争い。流れとしては、“対ソレスタルビーイング”で結束していくんだろうね。
『ガンダムW』なら、リリーナが、サンクキングダムの女王になって“完全平和主義”を唱えていくんだけど・・・、『ガンダム00』ではどうなるのかな。要素を持った人がいたけど、そうなるのか気になります。
 やっぱり、本編の放送を観てないと書きづらいね。何を書くか、迷ってしまう。
 それでも『ガンダム00』のやろうとしている事は、矛盾との押し問答だよね。いくらガンダムを持って武力介入しても、新しい恐怖と憎しみを生んでいくだけ。対抗するためのMSを開発して、問題を大きくしているだけじゃないか。ならば、“ソレスタルビーイング”のやっている事は、悪いことになってしまう。“ガンダム”なんていらない?
ちょっと極端かもしれないけど、どうまとめるのか楽しみにしたいと思います。
ああ、うまく書けないんで、最後の一言を頼みます、yuuさん。
(yuu『強引に企画した作品ということですね〜、おそらく(爆)』

                                  DECEMBER 9

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                                           有吉

 『機動戦士ガンダム00』について、ちょっと考えてみよう。・編


 正直、盛り上がっているのでしょうか?
確かに“月刊ニュータイプ”を読むと、人気作品と人気男性キャラのベスト10で1位を取っています。
また、途中で『エヴァンゲリヲン新劇場版・序』の公開があったものの、早い時期からのプロモーションをへて、本編の放送という流れは、けして悪いとは感じられない。それなのに、周囲の反応が静かなんですよね。
 ただ、自分自身、毎週欠かさず観ている訳じゃないから、知らない所で盛り上がっているのかもしれない。それでも、『ガンダムSEED』や『ガンダムSEED DESTINY』の2作品と比べると、どこか疑問を抱いてしまうんですよね。そう、思いませんか?
 「放送開始から、まだ1ヵ月ちょっとじゃん。」と、もし考えているとしたら、あまりに楽観すぎるんじゃないかな。
特に、『ガンダム』のようにファンの厳しい目がある作品って、スタートダッシュに失敗してしまうと、よっぽどの“起爆剤”がないと立て直すのは大変だよ。そうじゃなくても中ダルミが、全体を通して何回か起こるのにね。本当に、大丈夫なんでしょうか?
 でも、そう考えていまうと、先に例に出した2作品は、いろいろな意見があったものの上手な入り方をしたんだろうね。そして、そのままの勢いでゴールし、現在でも多くの支持を受けている。同時に、第3世代の新しいファン層を造って、ブームにもなった。
今でも、続いているのかな。
 この事に関しては、“事実”として認めなくてはなりません。では、彼らが、引き続き『ガンダム00』を応援しているのか・・・?
恐らくは、答えは、“NO”だと思う。
 「『SEED』は、ガキんちょガンダムだったけど。今回のは、SF的要素が加わって大人のイメージのガンダムになった。」と、友達の1人が言ってたけど、それが全てじゃないかな。明らかに、作風が変わっているし、目指している路線も違うもんね。正反対・・・とまではいかないものの、彼らを引きつけるだけの要素がないのは厳しい。
 う〜ん、これは個人的な意見なんだけど、ストーリーの展開や戦闘シーンが、どこかマンネリ化してない? まあ、持っていきたい方向性を考えると仕方ないのかもしれないけど、『ガンダムW』の“オペレーションメテオ”を観ているようなんだよね。それに、どこで盛り上がつていいか分からない。
『yuu「つまり、いい加減なガンダムを作るな!?と」』
 しかしながら、『月刊ニュータイプ』の人気作品ランキングでは1位な訳ですから、大多数の人達には支持されてるんでしょうね。
まさか、『ガンダム』というネームバリューで得た順位とは思わないけど、そこまでの勢いを感じなかったから、ちょっとびっくりしました。『ガンダムW』の方が、インパクトあった気がするんだけどね。
そこら変は、個人的な愚痴として聞き流してくれてもいいんだけど、今後の展開には注目していきた。
さて、みなさんの評価は、どうですか?

                                  NOVEMBER 18

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                                           有吉

 『機動戦士ガンダム00』の第1話、なぜか観るのを忘れてしまいました。・編


 まさかの大失態です。友人からのメールを読むまで、すっかり忘れていました。
「ごめんなさい。」
本当なら第1話・2話を観て、いろいろと感想などを書こうとしたのですが、痛恨のミスでパァーになっちゃいました。情けない。
 それでも第2話は、古谷さんのナレーションの途中から(ごめん。犬の散歩から帰ってきたら、18時になってました。)観ました。
何か、yuuさんのつっ込みがきそうだね。
 正直、全体の流れは分からないものの、明らかに『ガンダムSEED』とは、全く違う雰囲気を感じました。チャラチャラとした華やかさではなく、シリアスな展開で造っているよね。その分『ガンダムSEED』ファンにとっては、不満かもしれない。
 ただ、パクリ疑惑の『ガンダムW』と比べてしまうと、盛り上がりに欠けていた。キャラクターに関しても、魅力がないためか、パッとしなかった。妥協点って感じかな。
『ガンダムW』の第1・2話、面白かったからね。
 それでも作品としての率直な感想に、“諸刃の剣”なんですよね。いろいろな要素があり、持っていきようによっては、『ガンダムSEED』以上に面白くなるんじゃないでしょうか。みなさんは、どう思いましたか?

                                  OCTOBER 19

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                                           有吉

 人は癒され、ガンダムを呼ぶ。・編


 あっ、よくよく考えてみたら、『機動戦士ガンダム00』の放送まで、1ヵ月を切ったんだよね。それなのに、yuuさんじゃないけど、最近、ぜんぜん『ガンダム』に触れてない気がする。秋葉原で、毎週のように萌え萌えしているからかな。いかん、いかん!!
 さて、注目の『機動戦士ガンダム00』の反応は、どうなのか?気になるなぁ・・・。
確か、第1話の試写会が、全国各地で行われているんだよね。行きたかったなぁ。
誰か、感想を教えてくれ〜!!
 でも、サンライズ的には、相当な自信があるんだろうね。無ければ、早期のプロモーションに試写会をやらないでしょう。単なる“空回り”・・・・・・なんて事は、ないと思いたいけどね。みなさんは、どう思いますか?
 「好きじゃない。」
しかしながら、これが、現段階における有吉の意見です。
まあ、以前から『ダムダム』内において書いているし、考え方を変えるような情報も入ってこないので、今さらって感じかな。
 ただ、今回は、もう少し具体的にいきたいと思います。う〜ん、『ガンダムSEED』の頃から抱いていた“違和感”、と言ってもいいかもしれない。
それは、『ガンダム』あっての世界観・時代背景などを造っていること。本来、いくつかあるMSの一機であるはずの『ガンダム』が、始めから中心にいて動いている。だから、いくら『ガンダム』が強くても、主人公に秘密があっても、全く魅力を感じない。
スタート時点から“特別な存在”なんて、面白くないでしょう。発展性もないし・・・。
 そう考えると、『富野ガンダム』との違いが、鮮明に見えてくるんじゃないかな。
ジオンとの戦争において開発されたMS、『ガンダム』。その一兵器が、主人公のアムロと共に成長していく。最初から“特別な存在”だからではなく、様様な出会いや別れ、名勝負と呼ばれる戦いを経ていく過程に人々は、自然と心酔していき、“シャア”などのライバルをも愛するようになった。
ただ、次から次へと敵のMSを撃墜するだけでなく、しっかりとしたストーリー性があるからこそ嫌味にならないし、自然の流れのように感じることができる。
 う〜ん、ここまで勢いで説明してきたけど、付いてきてくれてるか、少し不安です。
先に『ガンダム』があってのストーリーか、ストーリーあっての『ガンダム』という要素なのか。恐らく、どちらを選ぶかが、“らしさ”を見る一番の問題なのではないでしょうか。
 だとしたら、『∀ガンダム』は、久しぶりに“らしさ”を持った作品かもしれません。
“全ガンダムを肯定しつつ否定する。”
そんな“黒歴史”の持つ世界観を、DVD・BOXや関連書籍で堪能してください。
きっと、“新しい風”が、吹いているはずです。

                                  SEPTEMBER 14

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                                           有吉

 最近、どうなっているんですか?・編


 以前の『ダムダム』で書いたかもしれないけど、『∀ガンダム』が、ものすごくブームなんですよね。けど、DVD-BOXは、まだ買っていません。欲しいんだけどね。
また、100体目のMGに選ばれたこともあり、改めて、その存在感を感じさせる、今日この頃です。
 さて、みなさんは、忘れていませんか?
今年『無敵超人ザンボット3』が、30周年目を向かえたことを。“敵味方関係なく、戦うことの意義”、“周辺の人々の身勝手な言い分”に“あまりにも悲しすぎるラストシーン”などと、本当に考えさせられる作品でした。それに加えて、登場するキャラクター1人1人、展開していくストーリー1つ1つを取ってみても、それぞれが、ちゃんと意味を持っている。
 だから、記念すべき年に“何か”をするんじゃないか、と思っていたんだけどね。
まあ、少しでも興味を持った人、『ガンダム』以外の富野作品を観てみたいと思っている人は、DVD-BOXが発売しているのでチェックしてください。
 その一方で、肝心の『ガンダム』は、今年に入ってからもシリーズのDVD-BOXの発売をくり返しています。近いところでは、今月の24日に『新機動戦記ガンダムW』のメモリアルボックスが出るのかな。気になる方は、こちらもチェックしてください。
 また、『機動戦士ガンダム00』についても、第1話の試写が、各地で行われるみたいですね。みなさんは、行きますか?
個人的な印象は、以前と変わることなく“『ガンダムW』のパクリ?”なんですけど、こちらを引きつけるような“新しい要素”が、全く感じられないのが残念です。明らかに、ガンダム好きが作った『ガンダム』でしょう。
 それでも試写に行かれる人は、自分なりのポイントを持って観て来てください。例え、面白くても、つまらなくても、制作サイドとしては、しっかりとした目で観た人の意見って、とてもうれしいものです。
面白ければ自身になるし、つまらなければ反省材料になるんだから・・・・・・ねぇ。
 考えてみたら、再来年の2009年は、『ガンダム』30周年です。恐らく、記念作品になるものを作ると思いますが、今のままじゃ“自己満足”で終わってしまう。そんなことを思いつつ、富野さんの新作を期待してしまう、今日この頃です。

                                  AUGUST 21

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                                           有吉

立ち塞がる“見えない壁”・編


 『新作ガンダム』にとっては、嫌でも比較されてしまう『富野ガンダム』の存在。
この大きな“見えない壁”に対して、どれだけ多くの制作者が挑み・・・・・・、そして散っていったことか・・・。まあ、仕方ないんですけどね。
 さて、最近、様様な雑誌の紙面を賑わしているのが、新作の『機動戦士ガンダム00』です。恐らく、大多数の人達が、何らかの形で情報を得たのではないでしょうか。それを受けて、みなさんは、どう思いましたか?
 確かに、この作品に対する話題性・期待感などを考えると、現在の盛り上がり方は、納得できるでしょう。
しかしながら、個人的には、以前の『ダムダム』でも書いたように、急激にガクッと落ちるんじゃないかと思っています。
例えると、“夏休み”かな。あれって、始まる前には、「あと、何日で・・・。」と考えながらワクワクしている。でも、実際始まると、「あと何日で、終わっちゃう。」って感じにテンションが下がってしまう。これと同じような雰囲気を感じる訳です。
 それにしても『機動戦士ガンダム00』を含めて、“見えない壁”をぶち壊すような作品は、出てくるのでしょうか。また、どんな作品なんでしょうか。考えてみましょう。
 う〜ん、少なくとも、現状の体制では、かなり難しいんじゃないかと思います。
なぜ?
簡単に言えば、今のスタッフの中に『∀ガンダム』を造ろうと言う人が、どれくらいいるかって事です。恐らく“0”に近いんじゃないでしょうか。
 今までの『ガンダム』とは異質で“シド・ミード”が描くデザイン。御伽草子の要素に、“黒歴史”を加わった独特の世界観は、“ガンダム世代”にしてみれば驚きでしかない訳です。また同時に、馴染めない人も多かったのではないでしょうか。分かります。
 ただ、それでも『新しいガンダム』を造るという意味では、成功したと思うし、自身で“見えない壁”をぶち壊したんだからすごいとしか言いようがない。
 “ガンダムという概念”を打ち砕く。
この事が、“見えない壁”をぶち壊すために必要なことかもしれません。そして、常に新しい要素を加えることによって、作品自体も成長するのではないでしょうか。
『ガンダム』好きの人間が造ると面白くない、その理由が、ここら変にもあるような気がします。何の変化もない、自己満足なんですから。
 さて、『機動戦士ガンダム00』は、どうなんでしょうか。・・・・・・考えてみてください。

                                  JULY 30

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                                           有吉

ますます遠ざかっていく、我々の『ガンダム』の行方は・・・?・編 PART2


 『機動戦士ガンダム00』が発表されて1ヵ月以上経ちましたが、いろいろな所で反応が見れて楽しいですね。最初の印象については、前回の『ダムダム』で触れた通りで、今も変わってません。同時に、期待する気にもならない。みなさんは、どうですか?
 〜アキバ探索をし、ちょっと休憩談義〜

有吉・・・「お疲れモードかもしれないけど、きかせてもらいましょうか。まず、以前の対談の時に新作ガンダムについて触れたけど、今回の『機動戦士ガンダム00』は、yuuさんが期待していたものに比べて、どうかな?」
yuu・・・「同じように、新作で『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』があるけど、これと比べちゃうと『00』は、期待できそうにないですよねぇ。まあ、どうなるものか見物だけどね(苦笑)。」
有吉・・・「(納得しつつ)でも、早い段階からプロモーション活動を始めたのは、それだけ自身があるからじゃないの?」
yuu・・・「う〜ん、自身もあるのかもしれないけど、早めのプロモで商品化をして、儲けようって言う考えがあるんじゃないかなぁ〜。」
有吉・・・「なかなか厳しい指摘だけど、否定できないから怖い。」

と、まだまだ対談は続くのですが、いったん『ダムダム』の原稿に戻らせてもらいます。
 さて、公表されている数少ない資料を見る限り、『機動戦士ガンダム00』には、かなり厳しいものが待っているんじゃないかな。
まあ、これから巻き返しがあるにしても、MS・キャラクターらが、ものすごく中途半端なんですよ。特に、『ガンダムSEED』から入った第3世代にとっては、我々以上に“インパクト不足”を感じるんじゃないかな。
それに加えて、西暦2307年という現実味を持たせた設定もまた、良いのか悪いのか判断しづらいところだよね。恐らく、彼らの抱く“国家間、地域間の戦争は認めない”という理念を通して、今の国際情勢で何が出来るのか。そして、1人1人が、地球規模の問題を考えていく切っ掛けになればいいのではないか、と思ってのことだろうけど・・・。
こればっかりは、サンライズに聞かないと分からないけど、どうなんでしょうねぇ。
 また、自分達のエゴのために戦いをする3つの超大国群に対して、“力の正義”を振りかざす『ソレスタルビーイング』の立場って許されるのかな。いくら“武力による戦争の根絶”を掲げたとしても、真の平和が訪れるわけがないし、新しい戦いの火種を生むだけじゃない。それに彼らって武装集団であり、超大国群でくくっていても、実在している国が入っているんでしょう。これって、現在の国際情勢を露骨に表していて、アニメとはいえ、いい気分にはならないよね。いくら戦争が悪い事といっても、大国が武装集団に負ける姿は、現実におき変えた時にあってはならないことでしょう。
「ちょっと、大袈裟だよ。」と言うかもしれないけど、『ガンダム』って、それだけ影響力を持った作品なんですよ。だから、中途半端な思いつきで造ると、ものすごい“しっぺ返し”がくる事を自覚しなければならない。
まあ、そこら変については、サンライズの方でも考えていると信じたいけどね。
 だからと言って、“ガンダムらしく、らしく”と造ったとしても“自己満足”で終わってしまう。何の変化もないんなら、造る意味がない。常に新しいものを取りいれてこそ、『ガンダム』は成長するのだから。
が、これが一番難しいんだろうねぇ。制作発表されるたびに、どんどん遠くへ離れていっちゃうんだから。不思議なことです。
 最後に、対談の続きを・・。

有吉・・・「率直に、『機動戦士ガンダム00』は、アニメ業界の起爆剤になると思う?」
yuu・・・「ならないでしょうね〜。
     このままアニメ業界は、ズルズルを進んでいくんでしょうねぇ。」
有吉・・・「寂しいですねぇ。では、OVA『リーンの翼』が一段落して、のんびりしている富野さんに、一言!!」
yuu・・・「もっと・・・・・・と言うか、しばらくゆっくりしていてくださいな。」
有吉・・・「では、現在のアニメ業界にも、一言いってやってください。」
yuu・・・「もっと真面目にストーリーを考えて、現代に足りない物語の要素を探しだして欲しいです。」
有吉・・・「確かにね。」

※7月10日より、『00』の公式ホームページは、本格始動するそうです。
ガンダム00(ダブルオー)

                                  JULY 12

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                                           有吉

改めて、“宇宙世紀0079”の軌跡を考えてみよう・編 PART2


 前回から述べているように、“宇宙世紀0079”という年は、ジグソーパズルのピースをはめるように、次から次へとエピソードが加えられています。恐らく、これからも増えていき、ごちゃごちゃしていくんでしょうね。知らない間にジオン軍のエースパイロットが、500人ぐらいになっていたり、“NT専用機”が5、60機登場してたり・・・・・・、なあんて事はないかな。
 まあ、さすがにここまでいくと、グドグドした濃厚なラーメンを食べて、消化不良で気持ち悪くなるのと同じですからね(濃厚なラーメン好きな方、すいません。)。せっかくの好素材も、ごちゃ煮してしまったら面白くなるはずがない。だからと言って、さっぱりとしたラーメンをと考えて『ガンダムSEED』にしても、パッとしないまま消化不良を起こしてしまう(ラーメンファンの方、本当にすいません。)。どちらにしても『ガンダム』という世界が、これから向かうべき方向性を見失っているのは確かでしょう。
 だとしたら、再び富野さんに『新作ガンダム』を創ってもらい、進むべき方向性に導いてもらうのか。そう言えば、以前の“ガンダム対談”でyuuさんも、富野さんによる『新作ガンダム』必要性を解いていましたね。恐らく、制作サイドや富野信者らも、その形を望んでいることでしょう。アニメ界の中心で、「正統派ガンダムの復活を!!」と叫びながら・・・。うんうん。
 これについては、富野さんしだいなんだろうけど、現実的に考えると難しいよね。『ガンダム』というコンテンツから、距離を置いている気がするもん。触れても、リメイクぐらいじゃない。そう思いませんか?
 ただ、当然の事ながら富野さんの創る『ガンダム』は、完成度が非常に高い。そうなると、“サイドストーリー”を創りたいと思う人達が、どこからとなくやってくる。基本的に『富野ガンダム』って、このパターンでしょう。“一年戦争”と前後が、一番分かりやすいかな。けど、“富野さんの意思”を含んだ作品って、どれくらいなんでしょうね。
 同様の事を『ガンダムSEED』で考えてみると、作品としてはあるものの、どれもパッとしないものばかりです。何か『富野ガンダム』を意識しているのか、ガンダムらしくしようとしている。前にも書いたけど、ガンダム好きが、『ガンダム』を創っても、オリジナリティーもないし面白くない。“サイドストーリー”に関しては、見たことないけど、期待するほどのものじゃないでしょう。
 そもそも『ガンダムSEED』は、『ガンダム』を何機登場させるつもりなんでしょうか。スーパーの“特売日”じゃないんですから、『ガンダム』を安売りして価値を下げる必要などないんです。恐らく、商品化の事を考えて『○○ガンダム』を出しているんでしょう。違うかな?
 どちらにしても、ダメなものはダメなんです。それでも納得はできない人のために、違う作品で考えてみましょうか。じゃあ、分かりやすい所で、『ウルトラマン』で説明してみましょう。流れとしては、“怪獣出現→科学特捜隊が出撃→ピンチ→ウルトラマンが助けにくる→ピンチ→スペシウム光線→怪獣をやっつける”なんですが、疑問に思ったことがありませんか。だったら、最初からスペシウム光線で怪獣を倒してしまえばいいのに・・・・・・と。
 まあ、効率的に怪獣を倒すのであれば、そうかもしれない。だけど、それを繰り返していたらウルトラマンの強さに、“?”が出てくるんじゃないかな。あまりにも、あっさり倒すものだから、怪獣が弱いだけで、科学特捜隊でも倒せるんじゃないか。ウルトラマンなんていらないって、考える人もいるかもしれません。極端かもしれないけど。
 でも、だからこそ、最初に科学特捜隊が戦い、ピンチの時にウルトラマンが現れる。最新の科学を持ってしても倒せない怪獣、それと戦って勝つから、かっこいいし強いと感じるのです。また、スペシウム光線も、最後の最後に放つからこそ“必殺技”なんです。
 そう考えると、敵味方関係なく大量のガンダムが登場する『ガンダムSEED』は、最初からウルトラマンが出て、あっさりスペシウム光線で怪獣を倒すのと一緒のことをしている。あれだけいたら、「強いんだ・・・・・・。」で終わってしまい、何の感動も面白さもない。
 同じような事は、“宇宙世紀0079”の前後のサイドストーリーにも言えることなんです。穴埋めするように乱発するから、オリジナリティーが出せない。苦し紛れにMSを出すと、ため息をつきたくなるようなものだし。自滅していってるんですよね。
 こうなると、先に述べたように『富野ガンダム』待望論が、ファンの間で湧きだしてくるんでしょうね。ただ、仮に実現したとしても、『∀ガンダム』や『劇場版Zガンダム』の反響を見る限り、救世主になれるとは考えられない。それに加えて、数字でしか判断できない人達が、富野さんのやりたいようにさせてくれるとは思えないでしょう。
 と、心配していたら、“月刊ニュータイプ7月号”に新ガンダムの情報が・・・。
『機動戦士ガンダム00』ねぇ。西暦2307年の地球が、舞台らしいです。で、雑誌の情報を見た限りでは、期待しない方がいいかもしれません。正直な感想(印象)を言うと、「冷戦時代の米ソの対立に、第三者(ガンダム)が介入する。目指すは、『ガンダムW』でもやった“完全平和主義”の確立。主人公の“刹那・F・セイエイ”に関しては、生い立ちから雰囲気まで“ヒイロ・ユイ”にそっくり。ちなみに、ガンダムは、4機でるそうですが、きっと増えるんでしょうね。」と、言ったところでしょうか。TV放映ということで、10月くらいから始まるのかな。詳しい情報が入りしだい、ちゃんと意見したいと思います。
 何か、ダラダラと長くなってしまいましたが、『ガンダム』というコンテンツが、良い方向に進むことを願うだけです。みなさんも、一緒に見守っていこうじゃないですか。

                                  JUNE 15

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                                           有吉

改めて、“宇宙世紀0079”の軌跡を考えてみよう・編


あえて説明する必要はないと思いますが、“一年戦争”があった年であり、『ファーストガンダム』描かれた、と言えば理解してくれるでしょう。そして、今回のアキバ探索において、そのすごさを再確認されられるとは思いもしませんでした。富野さんは、本当にすごい!!
 あっ、“すごい!!”と言えば、100体目のMGを『∀ガンダム』と当てたyuuさん。何の情報もなかったのに・・・・・・。本当、ニュータイプかと思いましたよ。(yuu「聞かれたときピキーン☆キラッ!!と来たんですよ 笑」)
 さて、みなさんは、“SDガンダム G・GENERATION-NEO”というゲームをやったことがありますか。最近、矛盾と戦いながら、クリアー目指してがんばっています。内容などについては、「細かいこと、気にすんな!!」と言う人がいるかもしれません。だから、ここでは、“大雑把なストーリー”に“偏見とバランスの悪いMSの登場と能力”とだけにしときます。まあ、バラバラのストーリーを1つにまとめるんだから、仕方のないことなのかもしれませんが。興味のある人は、やってみてください。
 ただ、そう考えてしまうと、制作側としては、バリエーションを増やしやすい“一年戦争”に行ってしまう気持ち、分かる気がしませんか。土台だけ見ても、他の年代以上に安定しているもんね。人気も、すごいし。
 結果的に、ここ数年発表された作品(特にゲーム)の大多数が、“一年戦争”を題材にしたものになってしまった。恐らく、この傾向は、しばらく続くことでしょう。
 嫌な言い方をすれば、“毒を食らわば皿まで”といった感じかな。この場合は、悪事はしてないけど(?)、使える人間や戦いは、徹底的に使っていくんだもんね。うんん、ぴったりかもしれない。
 しかし、この状況は、ファンの1人として喜ぶべきなんでしょうか。以前にも書いたかもしれないけど、関連して発売されるグッツ(特に、HG)は、本当にひどいよ。ここでは、特定しないけど、昔のMSにジャンクパーツを付けただけじゃん、というのが多い。
 せっかく“一年戦争”という素材があるのに、今のような使い方をしていては、大多数のファンは納得しないよ。逆に、“ガンダム離れ”を加速するだけじゃないでしょうか。
個人的には、“一年戦争”に触れて欲しくないんですけどね。イメージを壊されるから。みなさんは、どう思いますか?

                                  JUNE 8

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                                           有吉

先行していく、『ガンダム』という名の影響力!!・編


 万国共通、絶対無敵、「どっからでも、かかってこ〜い!!」という感じの『富野ガンダム』ですが、去年の『劇場版Zガンダム』公開以降、無期限の開店休業状態に入ってしまいましたね。ファンとしては淋しいのですが、あれが最後の置き土産で、このまま店仕舞いしていますのでは・・・。最近、そう思ったりするのですが、周りの人達が、絶対に許すはずがないですよね。何を期待している?
 まあ、“心配ご無用!!”とばかりに、いろいろな形で『ガンダム』という作品は、勝手に独り歩きしている訳ですよ。TVや映画の枠を越えて、雑誌やマンガ、ゲームなど、まさにジャンルを問うことなく増殖している。
“ガンダム=面白い”という概念を根深く染みつけた“ガンダム世代”にとっては、異物をつかまされたとしか思えない。違うかな?
 確かに、『ガンダム』という名は、ものすごいパワーを持っています。関連作品や商品が発売されれば、好き嫌い抜きにしても反応しちゃうもんね。恐らく、大多数の人達が、同じようにチェックしてることでしょう。本当、すごいよねぇ。そう思いませんか?
 ただ、現在の作品群を見ている限り、そろそろ限界じゃないかなと思います。選びやすいからか、造りやすいからか、“一年戦争”を題材にしたサイドストーリーが、ものすごく多い。8割方、そうじゃないかな。
 で、そうなると、どうなってしまうのか?
“戦いの歴史”を描くはずが、“近所で起こった喧嘩”を大袈裟にやっているだけ。すでに『富野ガンダム』で造られた世界観に、強引に入りこんでいるのだから仕方ないのかもしれないけど、ここまでして書く必要はあるの。MSにしても、かなり無理があるし。
 う〜ん、こういう事を書くと、「じゃあ、他のガンダムのサイドストーリーを造ればいいじゃん。」と、安易に考えるかもしれない。
だけど、その考え方でいったら、オリジナル作品を造る価値を否定していくことになるんじゃないかな。安定した土台があるんだから、“探究心や冒険心”なんていらない。ただ、つじつまを合わせればいい。こんな事をして喜んでいたら、『ガンダム』・・・、いやロボットアニメのレベルを下げるだけでしょう。
もしかしたら、富野さんのように“開店休業中”が、いい作品を造るうえで一番いいのかもしれません。

                                  MAY 19

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                                           有吉

『ガンダム』という名の連鎖反応だぁ。・編PART3


 思えば、“通常の3倍のスピードの赤いザク、そのパイロットは、なぜかパイロットスーツを着ていないし、独特の服装。だけど、圧倒してくる雰囲気。”というのが、シャアに対する最初の印象であり不思議な部分であった気がします。いったい、どんな人なのか?また、“見せてもらおうか。連邦軍の新戦力の実力とやらを。”を、一緒に見てやると考えた人もいるのではないでしょうか。
 そんな『ガンダム』も、ロボットアニメの中核を成しており、圧倒的な支持を得ています。このことは、すでに認識済みかな。
 で、絶大なる影響力は、TVに留まることなく、ゲームやマンガ、コスプレにまで広がっていきました。ねずみ算のように。
まあ、作品の善し悪しは別として、“人気作品”に便乗するだけって感じがすると、“大人の事情”を見るようで悲しくなりますけどね。同時に、「仕方ないんかなぁ。」と納得しそうになる自分もいたりして・・・。複雑です。
 が、そんな“大人の事情?”に振り回されるのが、主人公と仲間達であり“生と死”を考えさせられることになる。また、“恋人、夫婦、親子”を一単位にして、“家族や大きな集団”についても伝わってくるのではないでしょうか。ただ敵だからとか、出番が少ないとかで殺してる訳じゃないんですよ。
 うんん、『機動戦士 Vガンダム』は、そういった意味では面白いかもしれない。先に述べた事を含めて、それぞれの立場が、すごくはっきりしている気がします。それに加えて、現代の女性の社会進出を意識したかのように“シュラク隊やマーベットさん”らが、厳しい戦闘に参加していく。ここまで前面に出てくるので、何かトゲトゲしい感じがするかもしれない。けど、“生と死”の間での戦いにおいて、主人公であるウッソを通して“母性”という部分を出してくる。そして、この事によって、温かさと共に“命の重み”を感じられるようになった。
“人間のエゴ”によって、いや“くだらない男のプライド”によって起こった戦争が、どのように終わっていくのかチェックしてみてください。
 また、現実社会における“大人の事情”は、これからも『○○ガンダム』を生みだしていくんでしょうね。いいのかな?

                                  MAY 7

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                                           有吉

『ガンダム』という名の連鎖反応・編PART2


 最近、深夜枠ながら地上波でも、ガンダムシリーズの再放送を見ることが出来るようになりましたね。DVD・BOXの発売などで、知名度があがった影響でしょうか。まあ、ファンとしては、うれしい限りですけどね。
 この間も、『機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー』をやってましたが、懐かしさと共に楽しませてもらいました。ただ、ガトーがでてこなかったのが、残念な要素でしたけど・・・。
 さて、みなさんは、この作品に関して、どのような評価をしていますか。
“賛否両論”に“好き嫌い”など、いろいろ言いたいことがあると思いますが、自分の中では、好きな作品の1つです。
それでも、「“ガンダム好きが作ったガンダム”に“中学生日記”のような恋愛劇が行われてるだけじゃない。」と、ツッコミを入れてくるかもしれません。
「まあねぇ、確かに、そうだよ。」
「んっ、じゃあ、お前も嫌いなんじゃん。」って、集中砲火を受けそうですが、そんな事はないですよ。
 ただ、漠然と作品全体を見れば、ありきたりの人物設定や平凡なストーリー展開かもしれない。しかし、それらを打破してしまうだけの“熱い男気”をガトーに感じる訳ですよ。
いや、“デラーズ・フリート”全体からかもしれない。それは、戦況不利を分かっていても“星の屑作戦”を成就させるため、最後まで一貫してつらぬいた“戦いの信念”、ジオン残党と言われながらも、一兵士として最後の死に場所を求めた“もののふの意地”が、主義や宗教観を越えたのではないでしょうか。コウや二ナとの三角関係など、どうでもいいことです。まさに、「笑止!」
 が、「そんな事は、どうでもいい。」と言う人も、『ガンダム』から『Zガンダム』へと転機する作品として、損することはないはずです。うんん・・・・・・多分ね。
 さてさて、みなさんは、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』を知っていますか。同じOVA作品として、いろいろ比較されてきました。また、“どっち派”という感じで、評価が二分してたりもしています。キーワードとしては、“ガンダム好きの作ったガンダム”を好きか嫌いかじゃないでしょうか。個人的な意見ですけどね。
まあ、その変に関しては、双方の作品を見比べて考えるのもいいのではないでしょうか。
それにしても、『ガンダム』という名のシリーズは、どこまで増え続けるんですかね。
最近は、“外伝”という形で、様様なジャンルで発表されるようになりました。恐らく、みなさんも目にしていることでしょう。
 しかし、どこまで富野先生の意思を反映されているのか、と考えると疑問を抱くものばかりです。何か、“宇宙世紀”という歴史に土足で入りこみ、勝手に自分の陣地を主張しているような気がします。もしくは、空白部分を無理やり穴埋めしている。
 どちらにしろ、このような事を続けることによって『ガンダム』というブランドが、がんじがらめになってしまい、無理やり富野先生に押しつけて破滅しないか心配です。そして、連鎖反応は、いい方向ばかりに行くものでない事を忘れないでください。

                                  APRIL 10

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                                           有吉

〜『ガンダム』という名の連鎖反応・編〜


 これまで様様な形で発表されてきた“リアルロボットアニメ”の数々。その概念、礎を築いてくれたのは、間違いなく『機動戦士ガンダム』と言えるでしょう。あれから28年が経ち、富野チルドレンが時代の流れと共に残したのは、何だったのかを考えたいと思います。
 「アニメばかり見ていたら、バカになる。」と言われていた時代、“リアル路線”は、なかなか受け入れられるものではなかった。
実際、放映中は、ぜんぜん人気がなく打ち消されたほどなんですから。
今では、考えられないことですよ、本当に。
 しかし、“確立された世界観・人間関係・ストーリー”が、このまま消えていくことはなく、再放送、映画化と、人気は連鎖反応していくのでした。同時に“リアル路線”の教本になっていくのですが、『ガンダム』を超える作品が出てこない。不安、迷走・・・。
そして、結果的には、ヒット作である『ガンダム』の続編を求めることとなり、放送から6年後に『Zガンダム』という形になっていく訳です。また、『ガンダム』というブランドが完成したのも、この時かもしれません。
 では、現在はどうなのか。
「現代のアニメは、みんなカミーユになっちゃった。」という言葉からして、いい方向に進んでるとは思えない。むしろリアリティーを考えるあまり、娯楽性よりもマニア向けの内容へと傾いてしまったのではないだろうか。
また、我々1人1人が、新しい試みを拒み、独自のリアリティー感を富野作品から見つけだし継承していただけなのかもしれない。
 ガンダム好きの人間が作った『ガンダム』は、オナ二ーをして喜んでいる奴と一緒。だとしたら、我々は、何をすれば良いのか。富野チルドレンとして、考えてみるのも悪くない。


                             MARCH 12
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                                           有吉

〜“一騎当千”って、ねぇ・・・・・・。・編〜


 新規オープンになって2回目ですが、元気に『ガンダム』を萌えて・・・・・・、いや、愛していますか? 「萌えっ!!」・・・って、オイオイ。
 まあ、そんな訳で、気がつけば3月。
ポカポカ日和で、あっという間に“春”になってしまいますね。本当に、早い。
 しか〜し、穏やかな日々に“かかと落とし”を放つ出来事が・・・。
そう、PS3の救世主『ガンダム無双』が、発売しちゃいました。(ものすごいブーイングの嵐ですよ。「ブー、ブー!!」)
 本当、ありえない。はっきり言って、ガンダムゲーム史上“最低最悪”じゃないでしょうか。みなさんは、どうですか?
恐らく前回でも触れたと思うけど、ガンダムを“無双シリーズ”でやる意味が分からない。ガンダムを安売り、ネタ切れ・・・・・・。何?
 別に、“無双シリーズ”が嫌い、という訳じゃないんですよ。一応、念のために。
 ただ、「ガンダムでやる必要性がない。」と言ってるんですよ。
実際、CMやデモ画面を見たけど、あまりの酷さに笑っちゃいました。
「うましか・・・(漢字にして読んでください。)」じゃ済まないでしょう。ファンとして。
見た限り、“ザク=足軽、ガンダム=将軍”と捉えてる気がします。だから、砂漠にいる大量のザクをガンダムが、ビームサーベルで斬りまくれるんだろうね。「爽快〜。」って。
 が、はっきり言って「MSの価値をなめている。」としか思えない。
ガンダムを取り囲んで、斬られるのをボォーと待っているザク。変でしょう。
そもそもMSの戦闘において、あのような展開になるなんてありえないし、人と巨大ロボットの戦い方を同一視することからして間違っている。ストーリーにしても、ちゃんとしているのか疑問だし。
 でも、楽しんでやっている人は、どっかにいるんだろうね。エンジョイしてください。
ファンと購入者は、別なんだから。
と、思いたい、今日この頃です。

 〜次 回 予 告〜
 久しぶりに、対談形式でいきたいと思います。『ガンダム』の将来について、熱く語れたらな・・・と。


                             MARCH 9

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                                         有吉

〜ふっか〜つ・・・・・・。それは、坊やだからさ・編〜


 と、言うわけで、リニューアルに伴い、強制的に戻ってきたコーナー。忘れずに、覚えていてくれたでしょうか。
そして、みなさん、元気にしてましたか?
本当、久しぶりの原稿ですが、1年ぐらい経っているのかなぁ。(yuu「ダムダムは4ヶ月ぶりですね〜」)
 さて、当コーナーは、“ガンダム”に関することを書いていきますが・・・・・・“SEEDシリーズ”は興味ないです。すいません。
書いたとしても。以前のように文句しか出てこないと思います。すみません(平謝り)m(_ _;)m
とりあえず、“SEEDシリーズ”大好きって方には、事前に謝っておきます。
 でもって、、何を書こうかな・・・?
あっ、“機動戦士ガンダム DVDBOX1、2”は、買いましたか?
私は、買ってません。・・・すいません(苦笑)。が、迷っている方は、お薦めします。
はっきり言って、“SEEDシリーズ”の百倍、いや千倍面白いです。
もう少し、突っ込んだ言い方をすると、“ガンダムシリーズ”で“ファースト”が、一番の傑作じゃないでしょうか。特に、今回のテレビ版が。これは、賛否両論かな。
でも、ゲームやコミックでしか知らない人は、一見の価値は十分ありますよ。目から鱗、間違いなし。
 だからと言って、“ガンダム無双”は、いいのかよって感じです。
最近、ゲームの雑誌を読んでないんで、コマーシャルの見間違いと思いたいんですが・・・。
仮に、発売されるとしたら、『ガンダムという世界』を否定されたようで悲しいよね。
基本的に、MSって兵器な訳でしょう。何十機も群がって襲って、ズバズバ斬り捨てていくものじゃない。ザクが、足軽なの・・・?
いくら“無双シリーズ”が人気あると言っても、あの世界観にはあわないでしょう。
本当、見間違いであって欲しい。
 みなさんは、そう思いませんか?

 以上
 「勝利の栄光を君に!!」
                           FEBRUARY 18

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                                         有吉

〜『ガンダムSEED DESTINY』の最終回を見て・・・、「がっかりっす。」・編〜


 何か、サブタイトルの一文を見ただけで、このコーナーのテンションが
下がってしましますが、気合をいれて書かせてもらいます。
 で、いきなりですけど、どうでした“最終話『最後の力』”は・・・?
がっかりしませんでしたか?
それとも、“キラ”最高〜!!かな(笑)。
まあ、人それぞれ感じとることは違うから、賛否あって当然かな。だから、
言わせてもらうと、「何がやりたかったの?」
 第1話から最終回の50話まで、全て忘れずに見てた訳じゃないけど、
ストーリー的に進歩してない。むしろ、“逆三角形”状態になって縮んで
いるって言った方が、正しいのかな。
 基本的に『ガンダム』って、主人公の成長と共に歩いていく。出会いや
戦闘などを通して、一歩一歩確実に。
 じゃぁ、『SEED DESTINY』の場合、“シン”は、どうだったか?
家族の死やステラの死があったとしても、成長した所が見られない。
「大切なものを守れなかった」から、強い力を得て敵を倒す。分かるんだけ
ど、そこに、『シン自身の方向性』を感じない。
逆に、暴走するたびに“キラとアスラン”を引き立てている。で、とどめとば
かりに、最終回で“アスラン”に説教されて“誤ち”に気づく。主人公が、
これで良いの?
それだったら、“キラとアスラン”を主人公にすればいいのに。見てるこっち
が、「あんたって人は〜!!」って言いたいよ。全く・・・。
少なくても、“ステラ”の死で『方向性』を見つけなきゃダメでしょう。
ポジション的に考えても、2人の関係って大きいものだし、『無意味な死』に
したくないじゃない。1つの大きな分岐点になるし。
 そう考えていくと、最後の最後に『デスティニープラン』を持ってきたのは、
「どうなのかな?」って思うね。
ただ、発表するまでの細かい出来事を知らないから、苦情を言われるかもし
れない。でも言わせてもらうと、「それだけ・・・?」って感じです。正直な意見
として。
 別に『デスティニープラン』が悪いっていわないけど、タイミングがねぇ。
ラスト4話の最後に明かされても、上手にまとまる訳がない。その影響で、
最終回のまとめ方が強引すぎる。と、言うか、「ちゃんと終わっているの?」
って、逆に聞きたい。
 あっ、“レイ”が、“クルーゼ”のクローンっていうのも止めて欲しい。何でも、
クローンにすりゃ良いってもんじゃないでしょう。
ただ、キャラクターの価値を下げるだけ。
“アムロ”のクローンを見たい人がいる?
 で、話を戻して『タイミング』についてだけど、発表するなら第1話ですれば
良かったのに。制作段階で“キラとアスラン”の参加が決定しているんだっ
たら、『SEED』という基盤(世界観や歴史)を生かさなきゃ。
その上で、デュランダルの演説で発表して(ストーリーが)動き出す。当然、
『デスティニープラン』を受け入れられない人達が出てくるだろうから、戦争
になってしまう。
その中で、様様な出会いや別れを重ねて“シン”が、人間的に成長していく
一見、やってる事は一緒かもしれないけど、ドタバタ劇をせずにまとまるん
じゃないかな。いろいろ広げやすそうだし。
 ただ、雑誌の特集記事を見ると、かなり伏線を張ってるみたい。
「本当かよ。」って思うけど、中途半端な展開にしかならないんだから生かさ
れてないんじゃない。
もしくは、複雑にしすぎてまとまらなかったか。何だろうねぇ。
 それでも、絶大な人気があるんだから不思議。だって、今まで『ガンダム』
なんか知らない人たちが、突然“キラ、かっこいい〜”とか“フリーダム、最高
〜”って、老若男女問わず騒ぎだすんだもんね。昔からのファンは、「何?」
って驚くしかないでしょう。
 じゃあ、そんな『ガンダムSEED DESTINY』が終わった今、我々に何を残し
ていったのか?
先に述べたように、『ファーストガンダム』以来の『ガンダム』ブームを起こした。
これは、誰もが認める所でしょう。
実際、関連イベントをやれば大盛況だし、ゲームを作れば大ヒットだもんね。
すごい。
『ガンダム』という名の力・・・・・・かもしれないけど。
でも、純粋に『SEEDワールド』に感化された人には悪いけど、それだけなんだ
よね。
以前yuuさんが、「人間くささのある内容」を『ガンダム』に求めていた。どちらか
と言うと、放映中の『SEED』にかな。
で、これに付けくわえさせてもらうと、“重みのある”って言葉。
これには、『戦争や人間的な成長』などが含まれているんだけど、どうでしたか。
あまり感じなかったでしょう。
特に、“死”については、安易に連発して使ってる気がする。展開の分岐点として
だから、心に残った『名シーン』や『名せりふ』って、意外と少ないでしょう。
それでも、あるとしたら“死”に関連した所からきたものじゃない。
で、メカ的なことに関しては、ガンダム系以外は酷いよ。手抜きというか、ラフ画
かと思った。
 じゃあ、何を残したんだろうか。
yuu・・・「残したものですか・・・・・・(苦笑)。う〜ん、『ガンダム』という名の
大きな悪玉“腫瘍”(パクリ状態のストーリー構成など)ですね。“しこり”です。」
9月のゲームショウの帰りに、2人で話したことの一部を載せてみました。
『過激?』なyuuさん発言ですが、集約すると同意見なんだよね。
これも、『ガンダム・愛』がなす発言なんだけど、どうでしょうか?
 まとまってんのかなぁ。でも結局は、『ガンダムSEED DESTINY』を最後まで
見続けた人達1人1人にしか分からないことかもしれない。そして、制作サイド
が、どうとらえたか。これによって、続編になるのか新しいストーリーになるの
か分からないけれど、『ちゃんとしたガンダム』がつくられるのが決まるんじゃ
ないかな。
 無限の可能性を持っている『ガンダム』。
それ故に、
有吉・・・「新作のガンダムを、来年以降つくって欲しい?」
yuu・・・「当分の間は、つくらなくていいです。『つくらない方が、イイではなくて』
以後は、新作ではなく、今ある作品たちをいろいろな形で、しっかり伝えてい
って欲しい。」
なんてことを、一般意見化しないようにして欲しい。何か、淋しいでしょう。
 最後に、スタッフのみなさん、お疲れさまでした。
                            OCTOBER 20

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                                            ariyoshi

〜えっ、“自由と解放”だって・・・・・・?でも、そんな大人、粛正してやる!!・編〜


 てなことで、何か長いサブタイトルがついてますが、気楽に読んでください。
 あっ、そうそう、久しぶりに『ガンダムSEED DESTINY』を見ました。
で、「わからねぇ〜(苦笑)」っていうのが、いろいろな意味での感想かな。
特に、ストーリーに関しては、最終回までのカウントダウンが始まってるのに、
終着点が『シンvsキラ』でいいの?
毎回続けて見ているわけじゃないけど、ザフト軍の委員長(ゴメン!!名前が
出てこない)が、『Gガンダム』ウルベみたいにボスキャラとして出てくるのかな。
確かに、何かを企んでいそうだけどね。
 まあ、どういう流れになるとしても、『ザフトvsオーブ』にするのなら、OVA版とし
た方がシンプルにまとまったんじゃない。
“地球連合”の存在も、何か薄っぺらな気がするし、不必要な回り道をしなくても
いいから“伝えたいこと”が、ストレートにいくと思うわけですよ。
『ガンダムW』から『Endless Waltz』に流れていったように。
 でも、『ガンダム』という個体が独り歩きをしている今、『SEED』から『DESTINY』
へと、第3世代のファン層をつくってきた。開拓者としては認めつつも、“パクリ的”
展開に不支持なんだよね。
MS的には、論外でしょう。ひどい!!
 これについては、言いたいことが山ほどあるけど、話を少し前に戻します。
すでに独り歩きをしているのだから、“自由”にやっていいのかな。“何でもあり”
とまではいかなくても、様様な『ガンダム』の1つとして考えてもいいのかもしれま
せんね。
でも、何か『認めたくな〜い』と思ってしまうのは、自分だけかな・・・?
 う〜ん、いくら『自由なガンダム』といっても、『SEED』はねぇ。支持者には、
悪いんだけど。
yuuさんは、どう?(yuu「否定だけしててもしょうがないのだろうけど、かつての
ガンダム作品とSEEDの違いを見比べて欲しい。そうすれば本質の違いがわかる
とおもいますよ。」
と言う訳で、“自由と解放”なんて、そんな大人、粛正してやる〜(カミーユ風に)
                              SEPTEMBER 12

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特別編
『ガンダ〜ム、萌え萌え(・・・?)』
〜真夏の秋葉原対談と萌え萌えフィーバー事件・編〜
特別ゲスト 元コス経験者やこ師匠♪


 と、言うことで、いってみますか。
ariyoshi・・・「どもっ、お願いします。」
yuu・・・「え〜と、、何を?」
やこ師匠・・・「えっ?・・・??」
ariyoshi・・・「・・・・・・?で、最近のガンダムについていきましょうか。
        『SEED』は、どう見る?」

yuu・・・「う〜ん、現在のブームのあり方は、『SEED』を見れば時代の
     流れかな、と、感じざるえないね。」

ariyoshi・・・「確かに、関連ものを含めてもすごい。」
yuu・・・「でも、『ファーストガンダム』から20年以上たったにもかかわ
      らず、パクリ状態はねぇ・・。常に、新しい時代と物語をつく
      ってきた“ガンダム”作品の定義に反するでしょう。」


UFOキャッチャーのクレーンが、動く。

ariyoshi・・・「厳しい意見だけど、昔からのファンにして見れば新鮮さ
        もない。で、『DESTINY』で意識したのかもしれないけど
        失敗だし。う〜ん、じゃあyuuさんは、『ガンダム』という
        作品に求めることは?設定についても聞きたい。」

yuu・・・「(景品と景品の間にクレーンが降りるのを見て)アスカをっ・
     ・・う〜んそうだな〜・・・。」

ariyoshi・・・「ん・・・。」
yuu・・・「あっ、人間としての限界と戦争というものの持つ大きな意味
     あい。別に、未来的でもいいんだけど、ビジュアル(キャラク
     ター)重視よりも、成長し続ける物語としての“ガンダム”を
     大切にして欲しいな。」

ariyoshi・・・「ドラマ性ってことかな。似たような戦闘シーンばかりで、
        キャラ1人1人の個性を生かしきれてないのが現状だ
        からね。」

yuu・・・「とにかく、“人間くささ”のある内容にしたい。メカ的には、
     原理的に許せればokです。」


再びUFOキャッチャーに挑戦するものの失敗して。

やこ師匠・・・「(ボソっと)バネ、弱い。」
ariyoshi yuu・・・「(ちょっと、ビックリして)・・・・・・。」
ariyoshi・・・「(気をとりなおして)じゃぁ、そんなyuuさんも認める『劇
      場版 機動戦士Zガンダム』について聞いときましょうか。
       期待していることは、何?」

yuu・・・「う〜ん、全体を通して言うんであれば、様様なアニメの方
     向性に一石を投じる作品にして欲しい。」

ariyoshi・・・「(笑)すでに波紋は広がってると思うけど。でも、いい
        意味で、1つの大きな分岐点になればいいね。」

yuu・・・「そんで、後世にまで残せる作品になってくれれば。」

・・・場所をメイド喫茶に移動。昔、コスプレをしていたためか、やこ
師匠の目が輝いている。・・・

やこ師匠・・・「(顔を手で覆いながら)あのメイドさん、かわいい〜♪」

と、やこ師匠からの『コスプレ論?』が、ながながと始まる。

ariyoshi・・・「・・・萌え萌えっ。(その場に崩れおちていく。)」
yuu・・・「っと^^;言うわけで、アキバ対談?ですよね、ariyoshiさん・・
     やこ師匠に萌え萌えで、聞こえてないし(爆);オレが閉めて
     いいのかなぁ〜;まぁいいやwそれではみなさんごきげんよー」



                            AUGUST 20

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                                            ariyoshi

 も〜う、どうなってんのよ『ガンダムSEED DESTINY』は。
ねぇ、yuuさん。(yuu『ふっ・・・どうなってんですかねぇ^^;』)
ディスティニーガンダムって、ウィングゼロとゴットガンダムをたして2で
割ったら出来上がり・・・・・・って感じなんですけど。いいの?
ストーリーは、『見るかボケ』って感じなんで、別にいいや。(SEEDファンの
人、「申し訳ない。次回、しっかりつっこむんで許してくださいな。」
(yuu『ariyoshiさん^^;突っこめっていわれても・・・』)
 さてさて、先月は『劇場版Zガンダム』が話題のアニメ界でしたが、
見られましたか?感想は?(yuu『見てない人は観て見てください♪』)
 まあ、多くの賛辞の中、“?”という意見があるのも事実でした。はい。
ポイントは、『編集』じゃないでしょうか?
別に、『テレビのダイジャスト』というわけじゃないんですが、きれいにまと
めすぎたために不自然さ(アッシマーのモノアイのガラスが割れる)が
気になった方がいたんじゃないかな、と思います。
また、カットして欲しくないシーンがなかった、などなど。(yuu『申しぶんな
い」ですよ〜私はw』)
みなさんは、どうですか?
 『十人十色』って言いますが、100パーセント受け入れられる作品は
難しいってことでしょうか。大変です。
                            JULY 18

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                                            ariyoshi

 『劇場版 機動戦士Zガンダム〜星を継ぐ者〜』公開記念、でも、まだ見て
な〜い編。と、言うわけで、みなさんは、もう見ましたか?結構、評判が良い
らしいです。
だから、見てない人、どうしようかな〜っと思ってる人、お勧めします。見やが
れ!!
 で、今回は、内容については書くのはやめときます。細かいこと分からないし。
じゃあ、『お疲れさまです。』と言って終わりにするのも、何かねぇ〜。
 なので・・・・・・。
『Zガンダム』と『SEED DESTINY』、同じようで違うのは、どうしてなのかを考えた
たいと思います。
基本的には、前作の続き同志なんですよね。でも、おもしろさ、のめり込みさは、
正反対の位置に存在している。
 まあ確かに、設定などの作り方からして違いますからねぇ。
う〜ん、簡単に言うと、『Zの場合、カミーユという存在があって、アムロがでる。』
けど、『DESTINYの場合、キラ、アスランの存在があって、シンがいる。』
分かりますか?
もうちょっと突っこんだ言い方をすると、『Zの場合、カミーユがいないと成立
しない。』けど、『DESTINYの場合、シンがいなくても成立する。』と言うことです。
はい。
 それに、“キラ、アスラン”と“シン”のキャラがかぶってるのも問題でしょう。
展開にしても、昔の青春ドラマを見てるようだし・・・。1つ1つに、重みと意味
合いが欲しい。思いません?
 “白くて、つのがあればガンダム”という時代は、そろそろ終わりにしませんか?
と、第三世代の人たちに言いたい、今日この頃です。お疲れさまで〜す。
                            JUNE 11

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                                            ariyoshi

 と言うことで、お疲れさまです。
「今回で、何回目?」かは忘れましたが、『その闇、引き裂けガンダム』と
言うことで、がんばって書きたいと思います。(最近、SEEDの次回予告を見て
ないので、三石さんの決めゼリフが出てこなかった。変わっていたら、
すいません。)
 そうなると、触れなければならない“ガンダムSEED DESTINY”ですが・・・。
「(大声で)見てな〜い。」ので、つっこみようがない。・・・・・・んですが、
チャンネルを変えてる時に見ました。
『ザフトの議長が、ラクスの偽者(クローンかよ<怒り>)に困っている。と、誰か
と電話で話していた。』というシーンだったんですが、すぐにチャンネルを
変えました。
 『無理』って、拒絶反応がでました。
何か、やっちゃいけない領域・・・?
 基本的に『ガンダム世代』って、3つに分かれると思うんですよ。
『機動戦士ガンダム』から、それ以降に続くTV版・劇場版でファンになった第一
世代。何気にゲームをしてファンになった第二世代。そして、『ガンダムSEED』を
見てファンになった第三世代。(正確には、第一世代を2つに分けられるのかも
しれませんね。)
 で、今の『SEED世代』を作ってるのが、第一世代の人達じゃないですか。
簡単に言えば、『ガンダム好きが、ガンダムを作ってる。』ってことでしょう。
 ダメですよ。私を含めて、第一世代は、変な固定観念と思いを持っている。
だから、作品に幅が出ないし、訳の分からないこと(クローンなど)をしてしまう。
別に、それが悪いと言う訳じゃないんだけど、“魅力”が沸いてこない。
パクリじゃないけど、『また同じ』って思っちゃう。『悲しいけど、これが現実
なのよね。』って、スレッガーさんも言ってたし。
 でも、しか〜し、第三世代という新しいファン層をつくったのは、間違いなく
『SEED』でしょう。
また、“ニュータイプ”に変わる言葉として“コーディネーターとナチュラル”を
つくったのも、評価すべきところなのかもしれない。(ただ、最近は、お互いの
能力差を感じないけど。)ねぇ。
 ただ、“キラ、アスラン人気”に頼りがちな展開を、どう打破していくのか、
ワンパターンを回避していくのかを考えないと”ガンダム人気”が縮こまっちゃう
気がします。
 どうなるんでしょうね。
『Zガンダム』が劇場公開されます。第一世代のテンションがあがる時期、
うまく引きつける作品をつくってもらいたいですね。
純粋な『ガンダムファン』として。
                            MAY 11

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                                            ariyoshi

  『愛・おぼえてますか』編です。・・・って、「マクロス」のタイトルじゃ〜ん。
(ごほん!!)改めて、『Zより、愛を込めて』編として書きます。
 みなさんは、「Zガンダム」が好きですか?もし、「俺はZなんか嫌いだぁ!!」
と、言う方は、「・・・・・・、知らん!!」(yuu「う〜む・・・いい作品だよ〜♪」)
 で、劇場版として、新たにリメークされますが、どう展開していくのでしょうか?
いろいろと噂がでていますが、楽しみです。(yuu「今度特集組む予定ですっ(>_<)
 まあ、今回は、“TV版”について書きたいと思います。よろしいですか?
もう、15年以上前になるのかな・・・。
みなさんは、どんな印象を受けましたか?
私の場合は、『ボンボン』(現在も発売してるかな)の紙面に“ガンダムmkUと
リックディアス”が載っているのを見たのが最初でした。この時点では、まだ
ストーリーが分からなかったのですが、『すごい』『おもしろそう』が印象でしたね
。はい。
今となっては、いろいろなガンダムが出ても驚かないのですが、『ガンダムから
Zへの変化』は青天の霹靂でした。純粋だったんでしょうかね。プラモデルも買い
ましたよ。
う〜ん、何と言ったらいいのかな・・・、インパクトがあった。
(yuu「私も言わせてもらえば、Zガンダムはガンダムサーガにおける軸であるかも
しれない?・・・こんど特集でいっぱいしゃべるので^^;」)
 いや〜、yuuさん、熱いですねぇ。すばらしい。
のでので、次回、機会があれば『Z』についてやりたいと思います。
(yuu「お楽しみに〜^^」)
                            MARCH 29

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                                            ariyoshi

  今回は、『見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの力を・・・編』として、
 がんばって書きたいと思います。
  と、言うものの、最初の『ガンダムSEED』を見てないので・・・・・・ねぇ。
 まあ、「がんばってください。」と応援しつつ「次、いってみよ〜う!」(ドリフ調)
  さてさて、皆さんは、“ガンダム”が好きですか?どの作品が、一番ですか?
 テレビシリーズ・OVA・劇場版・小説・・・
 いろいろありますが、今度、人気投票したいですね。個人的には、『一年戦争』
 と、『∀』が一押しです。
  で、それら1つ1つを見た時に、好き嫌いが出るかもしれませんが、“新しい
 ガンダム”を作ったパワーは、すごい。
 なかなか作れないですよ。
 「君、新しいガンダムを作ってくれ。」
 と言われて、作れますか?
 “サイドストーリー”に逃げますか?
  そう考えると、個人的に“?”の『SEED』は、偉いのではないのでしょうか。
 試行錯誤しながらも、『コーディネーター』という『ニュータイプ』に変わる言葉も
 作りましたしね。評価しないと。
  ただ、富野さんが作ったものじゃなくちゃガンダムじゃな〜い。そう言う人も、
 多いんでしょうね。分かりますよ。
 劇場版の「Zガンダム」に、期待しましょうよ。新しい発見が、あなたを待ってます。
                          FEBRUARY 23

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                                            ariyoshi

  祝!!2000hit越え記念、ということもあり書いてみました。
  『ガンダムSEED DESTINY』を見てますか?評価は、いいですか。
 アニメ系雑誌を見る限りでは、前作を越える力の入れようですが、個人的には
 『・・・?』ですかね。
  まぁ、第一話から全話みてる訳ではないんで、間違ったことは言えませんが・・・。
 何か、『Zガンダム』を意識してるのかなぁ・・・と、友達と話をして思いました。
 連邦軍からの視点をエゥーゴ⇒連合からザフト、シャアがクワトロ⇒アスランも、
 始めは偽名使ってたし・・・。キラ達も、カラバみたいな感じでしょう。たまたまかなぁ?
 ただ、前作のキャラをバンバン出しちゃうと、主人公らの影が薄くなる、と感じたのは
 私だけでしょうか。期待してるんですけどね。
                          FEBRUARY 1